はじめに
公益財団法人INPEX教育交流財団は、株式会社INPEXの前身であるインドネシア石油株式会社の創立15周年を記念して1981年3月に設立されました。以来インドネシアと日本の留学生の交流により、両国の相互理解、友好、親善の発展に寄与する事を目的として活動を行っております。
2023年度より、インドネシアに加え、オーストラリアとアラブ首長国連邦(UAE)の2か国の留学生を奨学金支給の対象とする事といたしました。本財団では、国際教育交流事業の一環として、我が国に留学を志望するインドネシア人・オーストラリア人・UAE人、およびインドネシア、オーストラリアまたはUAE各国に留学を志望する日本人に対して、奨学金を支給いたします。
基本情報
名称 |
公益財団法人INPEX教育交流財団 |
設立年月日 |
1981年 3月 26日(2012年4月1日より公益財団法人) |
事務所住所 |
東京都港区赤坂5-3-1 赤坂 Biz タワー 32階 |
基本財産 |
8億6174万円 |
理事長 |
北村 俊昭 |
特色
外国人留学生への奨学団体は多数ありますが、その殆どは、既に来日して大学・大学院に在籍している留学生を対象としています。これに対し当財団は、海外在住の外国人留学希望者から直接応募を受け、選考、採用しています。
奨学生としての採用後は、当財団は奨学生に対し直ちに日本語学習を開始するよう奨励し、また希望大学院への入学願書や各種届けの代理申請並びに在留資格認定証明の代理申請を行い、更に日本語学校への入学、宿舎の確保等の諸手続きにおいても全面的な支援を行っています。当財団は、奨学生の修士入学試験合格の後も、修士学位取得にいたるまでの間、必要な支援を行っています。支給する奨学金は、往復旅費のほか、日本語学校の学費を含め大学院(修士課程)の入学金及び授業料等学費の全額並びに毎月の生活費などです。
希望大学院については、応募者自身が日本の大学院や研究室の研究分野・研究テーマを調査し、自らが将来の指導教官となる先生にコンタクトを取ってもらいます。そして応募時には、その先生からLOA(Letter of
Acceptance)を必ず提出して頂きます。最近では、国立大学においても積極的に海外から留学生を受入れようとする方針が顕著になってきました。
日本人留学生への奨学支援については、日本の奨学団体の多くが欧米への留学生を対象としていますが、留学先としてインドネシアを対象とし、毎年継続的に派遣しているのが当財団の特徴です。なお2023年度からは、インドネシアに加え、オーストラリアとアラブ首長国連邦(UAE)への留学生も奨学金支給の対象といたします。